島の絵がカメラ目線にならない理由(w)

勝手に島くん分析 「絵」編。


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「絵」編、ってのがウチのサイトっぽいぞ(w)。ただしかな〜りアンポンタンな分析だが(w)。

 今回は、島大介…が画面に登場した場合に見られる絵的な特徴、について分析してみたいと思います(w)。


 さて。

 例えば古代君。真田さん。沖田艦長。職掌はそれぞれですが、とりあえず彼らの「決めポーズ」を描こうとした時、大体こっちを見ている「カメラ目線」で描くことが出来ます。プロでも二次の絵師さんが描く場合も、例えば古代ならこちらに向かってコスモガンを構えている所、なんかで「カメラ目線」の絵を作ることが出来る。
 本編の「あの名場面」などから抜き取ったカットであれば別ですが、大体が「キメポーズ」というと「お仕事中」か「それ以外のカメラ目線ポーズ」に分けられるかと思います。でも、ヤマトクルーの場合設定がいい加減なことも手伝って(w)、「お仕事中」が分かりにくい、というのが難点。

 相原ならヘッドホンしてる、とか、古代なら波動砲発射トリガーを引く所とかゼロに乗ってるとか、銃もって構えながら走ってるとか。真田さんも相原と逆向きで席に座って何かしてるとか… でも、南部のお仕事中シーン、はちょっと難しい(w)白い全身タイツ着て主砲発射室にいる所か?(やだ)歴代機関長ならなぜかパネルに向かっているか機関室で怒鳴ってるかだし。

 

 そう、「お仕事中」がハートにどかんとインパクト与えるような場面って(波動砲の古代クン、は別として)案外皆さん、少ないんですよね。

 


 ところがです。

 仕事中、の姿が同時にキメポーズになってるのが、航海長島大介、なんです(はぁと)。そして島の場合は「こちらにカメラ目線」のショットが本編映像でも非常に少ない。

 これはねえ、もう宿命としか言いようがないんですが…

 島は航海長です。ヤマトのパイロットです。なので仕事中によそ見できるわけがないんですネ(w)。操縦桿を握っている彼の姿。これです、これ。島、と言ったら操縦桿ですよ。あの、見れば見るほど作りの分からない操縦桿… あれを握って、ヤマトの前途を見据える視線、です。ヤマトが動いている時は、常にあの操縦桿と島はセットですからね……。

 例えば、彼以外のキャラではほとんど描かれないこのアングルをご覧下さい。

 

             



 ……いいですか
(ポッ)

 こ、このアングルは、彼の足元真正面からお膝に失礼しま〜ス、みたいなトコで撮影しないと捕えられない映像なんです。これ(↑)は比較的離れて撮ってますが、もっと寄りで撮ってる絵もありますよね…。

 うう〜〜、真正面手元からのアオリなんて、どんだけ接写してんだよ、と。

 例えば実写版では、セット自体、このアングル撮影は不可能です。もう〜〜お膝から失礼しまッス、なトキメキドキドキアングル。まさに膝枕からの眺め!!だというのに、彼の目線はお膝にいる私のはるか上…銀河の彼方を見つめてるんですネ…。ある意味、非常に「つれない」視線ですが、そこがまた胸キュンです。
 仕事中の彼が、一番セクシーって由来の一品……(はぁと)×10000……


 え?
 オマエが何を言ってるのか分からない?

 うるさいな、分かんなきゃ分かんないでいいんだよ(こら・失礼しました)汗。

 …っと、じゃあ、分かるように表現を変えましょうか(w)。

 


 島の場合は、「こっちにカメラ目線」のキメポーズが非常に少ないんですね。

 その原因は何か。…というと、それはもちろん「彼がいつでもヤマトの前途を見つめているから」なのです。

 まあ仕事中は誰だってこっち見て笑ったりしませんが(w)島の場合はことにそれが顕著です。物語の進行上、ヤマトの行く先を見ているのがみんなを代表して島の目線、ですからね。

 島が「ワープ!」と言った時、直後に必ずヤマトがその行く先に向かってワープするシーンが入る。
「上昇角45、大気圏離脱」と言えばヤマトはナナメ左上を向いてて、宇宙へ出て行く。
「反転180度」と言えば、ヤマトがぐいいい〜〜っと向きを変えるシーンが入る。こういうの、かならず全部セットです。島と、ヤマトの動きは全部セット。だから絶対に彼の目線はこちらを向かないわけです。こっちを向いてくれなくてもイイ… そんなアナタがスキ……(←引っ込め)



 で、同時にこれが戦闘機パイロット(古代とか)との大きな違いでもあります。

 ヤマトではあんまりやらないんですが、ガンダム以降のアニメの小型機の表現では、パイロットの顔のアップと機体の動きが画面を2分割した状態で同時進行で描かれる。スピード感を出すためにそういうシーンが多用されてきました。
 ヤマトも、そういう風に描けば「島が操縦している」っていうのが分かりやすいんじゃないか?って前に某77さんがおっしゃってたことがありますが、残念ながらそれ(画面分割によるスピーディなイメージの戦闘機動)をやると、ヤマトの場合は……駄目なんです。
 理由はカンタン。
「ヤマトが大き過ぎるから」です。

 大きいゆえに、例えば向きを変えるにしろワープするにしろ、ひょいと曲がるような動きにはならず、ゆっくりと壮大に向きを変えて行かなくてはならない。島が出す「反転」「面舵」「ワープ」などの指示、それを受けてあの巨体が画面いっぱいに、時にはハミ出して動くから、重厚に見える。あの画面分割表現法は、小型戦闘機だから有効なんであってヤマトのような大型の船には向かないんです。

 初代でさえ270メートル近いヤマトが、クルクル小気味よく動いたらなんかヤです(「lll」の総集編ではロールしながら主砲を撃つ、なんてシーンがありましたが、あれ見て「ぎゃぼー」と思いましたからね……イヤ過ぎました)。ヤマトの、あの威容を表現するにはゆっくりどっしりした動き、でなくてはなりません。で、同時に、それを手足のように操る男はやっぱり「沈着冷静で理知的な、それでいて逞しい男性」でなくてはならないのであります。(うっ、ハナヂが)

 だから、ヤマト自体に島を…いえ、操縦桿を握った島……という図柄にヤマトそのものを感じてですね、そこにもう目がハートになっちゃうわけですよ、私としては(笑)。ヤマトの逞しさ偉大さ男っぽさが全部、カレなの。(…とテレサもきっと感じたに違いないです)←こじつけ


  さて、そんなわけで、本編中に「こちらを見て微笑みかける島」という構図が出てくるのは非常に稀であり、島、といったら「お仕事中が一番セクシー!!」である、ということを検証いたしました(セクシーってのは違う?…違う…??そう??)。

 ところが、ですね。

 彼が、カメラ目線でこちらに微笑みかけているあからさまなショットが、本編にあるんです。

 それは。

 なんとも哀れを誘うのですが、……「2」の17話。テレザートを自爆させる寸前の、テレサの脳裏に浮かぶ彼の顔、なんです。


 こちら(つまりテレサ)を見てカメラ目線で微笑む島のショット3つが、走馬灯みたいに彼女の記憶の中で浮かんでは消える。涙を流して「島さん…」とテレサは彼の名を呼び。その後、テレザートが爆発し消滅します。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm3015314

※注意!上は「2」の該当箇所の動画です。これの、6:55あたりから見ててくれると出てきます。ただしこれはニコニコ動画のURLですので、ログインするには会員登録が必要なのと、画面に表示されるコメントの中にブチコワシなものが(w・まあ、ごもっともなコメントばっかりなんですけどね)多々あるということ。そこに留意してご鑑賞ください)

 でも、あの笑顔……。
 そこまでの島と彼女との会話の中の、どこで見せたものなのか。それがまったくわかんないんです。あの二人に、笑いながら話しをした、っていう場面なんかなかったはず。

 なのになんで、島のあんな顔をテレサは思い出したんでしょう…… 

 これはもう、テレビに映らなかったところで何かあったんだ、と思うしかないですよね?例えば、テレザリアムからヤマトまで移動する間、とか。(気になる方は、ERIが脳内補完したこちらのサイドストーリーをご覧下さい、なんちって)w。




 まあ、と言う訳で、
 島のキメポーズがカメラ目線にならないわけは?について検証してみました。(何か最初に言ってたのと微妙に違うぞ)笑。

 


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